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某所連載中の二次小説に対する、腐女子な愛を叫ぶ場所
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ようやく23日の夕方ですか。 まだまだ終わるまでは数時間ありますねーw
ほんと長い一日です……誰にとっても。


5分前行動が徹底してますね、司令官達。
うむ、さすが軍人さん……ってわけじゃないでしょうが。
安否を気遣っていた甘党閣下からの招集となったら、仕事なんか手につかないですものね。
20分前には居たって言うのは誰なのやら?
きっと通知を聞くとイノシシの様に同時に部屋を飛び出したと見た(笑)
どんな席順で座ってるのかな。
一番上座は甘党閣下の席として……向かい合う列の一番上座寄りは金髪くんとメルカッツ?金髪クンの隣は誰が座ってるのやら?
金髪クンの緊張は、ちょっとは自分の立場の危うさをわかっているのかなぁ。
この時点で甘党閣下に生きていて欲しいのか、死んでいて欲しいのか……うーん。きっと本人にも複雑で判っていない気もしますが。
正直なところ、金髪クンの優先順位は今どうなっているのか不思議なのですよね。
何だか劣化だと言われている彼ですが、そんなハズは無いと思うのです。
それだけの物があの敗北にはあった。それをゼークト、フォーゲル、エルラッハが金髪くんに刻み付けたと願っているのですが。
単純に上を目指す、皇帝を倒して姉を取り戻す……その為の駒としか捕らえていなかった男達が、命を賭して見せた覚悟がそんなに軽いわけがない。
本人は多分変わろうと、変わりたいと思っているはず。
いつかは姉と共にとは思っていたとしても、今のところ目指す最優先目標は甘党閣下に認めさせること。自身が本当に副司令官たる能力を持つ人間であろうとした、のかも?と思っているのですが。少なくと簒奪という行動の為とは思えないのは贔屓が過ぎるかなぁ?
本当に、今の彼自身は簒奪と言う行為を、心の底から望んでいるのか。
いつか言った「超えたい、認めさせたい」という思いは本当だと思うのですよね。
だからこそのシミュレーションの戦績であり、分艦隊司令官達からは誘導されていたかも?とはいえ、その戦闘能力を認められたうっかり発言が出たのでしょうし。……まぁ人柄を認めさせるにはあんまり交流が少なすぎたと思いますが。
だから、彼は劣化でなく不遇だと思うのです。
傍にいるのは義眼くんと赤毛君だけではね。
本当に焦っているのはこの二人なんではないかな。
義眼君は自身の目的を果たす為に担ごうとした金髪クンが予想外に危うい立場になった事と、その野心が鈍っているように見えることで。
赤毛君は自分だけが理解者であったはずの金髪クンが、自分とはちょっと違う方を見てしまっていること。それが赤毛君には理解できない事で、可愛い手のかかる弟が、自分の手を離れていくような気がしたのかな、と。
だからこそ、の二人の暴走であり、それを見抜けなかった金髪クンの不明であり……歯車の食い違いか、と。
せめて、もうちょっと違う人物を無理やりにでも傍においておいたら。
二人を無理やりにでも引き剥がしていたら。
積極的に金髪くんを司令官達と交わるように引っ張り出せていたら、というたらればな思考は今更ですが。
甘党閣下の遠慮ゆえの失策だったとも言えるんじゃないかな、とちょっぴり思います。まあ、色々あった末に甘党閣下の手を取れなかったのは金髪クンの自業自得でもありますけども。

ただこれで処断したとして、軍部で一番苦しい思いをするのは甘党閣下自身だと思うんですけども。自分のせいで運命を負の方向に捻じ曲げた、明らかな証左ですし。軍以外なら、たぶんアンネローゼでしょうが。
自分が関わったせいで救えた命(リューネブルクやヴァレリー、某皇帝陛下や某甥っ子とか)もあれば、その反対に失われていく(かも知れない、ですけど)命もある。原作で死ぬ運命であればちょっとは自身に言い訳も出来ようものですが、金髪くんは、ねぇ……。
ま、多分どんな相手でも自身に言い訳なんてしないだろう甘党閣下の甘さが大好きですけどね!

でもこの状況、傍から見れば、不平分子を金髪くんに集めさせるためにわざと飼っていた様にも、孤立させていたようにも見えますが。不可解なほど優遇する事によって、他の司令官達の疑心とか不満を煽ったようにも、とかね。
さて、そうすると金髪クンの緊張は自身が犯した失敗を理解したうえで、甘党閣下からの評価がどうなったのか。自身の能力を証明する機会は未だ在るのか、といったところなのかな?
「フリードリヒ四世陛下の作る帝国」という言葉には少々苦い思いがあるかもしれませんが、それでもその中で未だ自分が甘党閣下に必要とされている、と思った別働隊指揮の指示の直後に、メルカッツの本隊指揮と副司令長官就任とかどんだけの衝撃か。何だかかわいそう過ぎると思うのは甘いのですが。
……好きな子ほどトコトン苛めるなんて、作者様はだから度江巣だと言うのですよw

甘党閣下に「助けてください」といわれての副司令長官就任なメルカッツン。
おめでとー。ようやく実に名が追いついた、という事ですね。
兵士を死地に向かわせるだけの『威』には不足かもしれないですが、人望と実績があって、護る為の軍の司令長官にはこれほど相応しい人も居ないのかもしれません。金髪くんでは覇気がありすぎますものね。
後釜ゲットだぜ!な甘党閣下の嬉しそうな顔が可愛いです。

それなのに此処数話で頻繁に出てくる「もしも私が死んだら」な発言は胸が痛いです。
ケスラーに告げられた「支柱」にならなくてはならない覚悟というのは、自身が死んだ後も旗頭として改革の道行きを示す、という事なのでしょうか。
なんだか少しずつ、自身がいなくなった時のことを回りに考えさせる切欠を作っている気もしますよね。いざという時に立ち止まるな、という覚悟をも促しているようにも見えます。
あの涙を流した夜に、エーリッヒという個人ではもう在れなくなった。
それを突きつけた責任を取って、ケスラーはがっつり巻き込んでやれって所でしょうか(笑)
自身が動かし始めてしまった流れを止めない為にも、目標を、未来図のビジョンを周知させて、共有させなくてはならない……その為の運命の第五十七会議室。そこでの司令官達への「剣にならなくてはならない」という発言なのかな。これからの帝国での軍の位置を明確にしたのでしょうが。
そして切り開いた先の未来では剣は「鞘」に収まらなくてはならないんじゃないのかな、何て思ってみたり。
でもこんな鋭い剣たちを収めうる鞘は何処にあるのか……まだまだ甘党閣下は甘いのかも?と思いますですよ。
其処に入れないと野性の本能で感じ取ってるオフレッサーなんてのも居ますしね!(笑)

……って、グダグダ書いているうちに更新とかどんだけ作者様は鬼だーッ!(嬉泣)

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劣化してみえるのは。
 ラインハルトがここ最近「劣化」しているようにみえるのは、彼の資質と立場がかみあってないからではないでしょうか?

 自身が頂点に立ち、臣下を率いて戦場で戦うとき、最も輝く資質を持つラインハルト。が、今の彼は「副」司令長官であり、司令長官を「補佐」する立場なわけです。参謀経験も副官任務もしたことがない金髪君に「補佐」役が務まろうはずもなく。名前だけ、権限だけ「副」司令長官で、仕事してなかったら、回りからハブられるのは当たり前です。

 しかも前任者(甘党閣下です)は、完璧でした。司令長官が自分の艦隊の編成にかかりきりの中、事務手続きや人事を一手に引き受け(自分の艦隊を後回しにしても!)親身になり手助けしてくれた「副」司令長官の姿は、司令官たちの目に焼き付いていることでしょう。
 シャンタウの会戦では、金髪君が「副」司令長官として「補佐」してなくても、「次席指揮官」として働いていたからまだ目立たなかった。 でもその後、貴族との対立が深まりつつも、表向き平穏な日々が流れていく中、誰かが気がついたわけです。
 
 「副」司令長官が、「副」司令長官としての仕事をしてない、と。

 甘党閣下と同じ事は出来ないし、する必要はありません。
でも、金髪君なりに、「副」司令長官として、できることはあったはず。
具体的にいうと、戦術シュミレーションの助言とか。勝率がひときわ悪い閣下直属艦隊に親身になって訓練につきあってあげたり(キルヒアイスというパイプもあるし)すれば、現状、だいぶ違ったと思うわけで。

 資質と立場がかみあわないゆえの悲劇。(喜劇?)
辺境平定、別動隊の指揮官任務で輝きを取り戻せることを願うしかありません。
(でも義眼とか赤毛が暴走しそうな予感もひしひしと)
奈菜氏 2011/06/08(Wed)01:07:46 編集
Re:
書き込みありがとうございます。
なるほど、立場と能力の不一致、というヤツですね。
……しかし、ならば「司令長官」だった頃は「司令長官」らしい仕事をしていたのかと首を捻る羽目に……げほごほ。
いや、下が優秀すぎて自分が手を出せない状況というのもなかなかキツイ物があるんですけどね。自分がお飾りである、とひしひしと感じるのに、上にいなきゃならない状況って「ぅぼぁ~~」って言って仕事サボりたくなりますもん。
それを緩和させようという毎朝の甘党閣下の御訪問も、言ってみれば自分の出来ていない仕事を突きつけられてるわけで。
なかなか劣等感を刺激されますよねー。
そして、まわりもそれをしっかり判っているって……うん、壁が出来ないはずは無いって感じですね。
シミュレーションに親身に付き合う金髪クンがどうにも想像できないのは、其処までの対人スキルがないよなーと思うからでしょうか。
願われれば助けてやらん事もない的な姿勢から、自らが手を差し伸べる一歩を踏み出す勇気が出せるのか、ツンデレからデレデレになれるのか?!という華麗なる属性変化を期待しなければならないとか、なかなか難易度の高いミッションです。
これから先の任務中に、少しでもヒルダから人の機微という物を教わるといいのですけどね。
……まあ、ヒルダも何だかんだと突っ走る部分があるので、微妙な気がしなくは無いのですが。
その前に、赤毛とか義眼のせいで物理的に首が飛ぶ羽目にならなければ良いな~と願うしかありませんね!
【2011/06/10 00:57 つくも】
成長に限界が…
ラインハルトの本質は能力主義者の専制君主です。
その在り方脱却できない限り、現状の孤立は続くでしょう。
だから、彼が学ぶべきは甘党閣下の根底にある民主主義なんですが、根っからの帝国人たるラインハルトにはまず以って無理な注文w

自分を相手に認めさせるのは良いのですが、その後で主従関係作っちゃいかんのです。
上司だけど軍服を脱げばそこは只の友人というそういう関係にならなきゃいけないんです。
だけど、その点についてラインハルトは全く無自覚に階級意識を反映させてしまっている。
彼が門閥貴族を憎むのは、階級に相応しい能力を備えていないからで、別に階級があることそのものを問題視しているわけではないんです。
だから原作のように自分が絶対不可侵の皇帝の地位に就くことも許され、選挙も議会も憲法もなしに能力によって政府の上層を特定の人々が独占することも許されてしまう。
何故なら自分を含めて彼らにはその地位階級に相応しい能力があるのだから、と。
そして無能者と自分が看做すような者達が政府高官になっていた自由惑星同盟の民主主義は認めないわけです。
でも甘党閣下は違う。彼は能力問わず、自分が誰かの上に立つことも許容しなければ、誰かが誰かの上に立つことも認めない。
多分両親の死が非常に大きな影響を与えているのでしょうが、根底には法の下の平等とそれを支える民主主義、議会政治というのが前世以上に彼の意識にはあるんだと思います。
だから、元帥にはなっても階級で人より上に立つことになる“貴族”には決してなることがない。
ただし彼は象徴天皇の御国の出身者ですから、上に君主が一人象徴としてあることについては問題を感じていない。
法の下の平等、民主主義と君主制とは共存可能と認識できている。
その辺りがフリードリッヒ四世を受け容れられる最大の要因になっているのでしょう。
同時に、その“人の上に立たない、人を人の上に立たせない”という在り方が階級国家たる帝国では在り得ないが故に、ブラッケ達に認められ、軍の平民、下級貴族達に支持される所以ともなっているとそう思います。
だからラインハルトもそこまでいかなきゃどうにもならないんですが、彼は生まれが生まれなら育ちも育ちということで何とも難しい…

ゼークトらの死に際する反省にしても飽く迄、“君主として臣下を見る目”としての反省でしかなかったのだろうという印象を僕は持ってます。
“有能な君主たらねばならぬのに、ただ相手を無能と思うばかりでその本質を見抜いていなかった。これでは俺もゴールデンバウムの皇帝と同じ人を見る目のない無能ではないか!” という感じで。
その後の独白やキルヒ他諸提督達との関係見るに、そう考えて間違いではないんじゃないかなぁ、と。


何か長々と自説をコメントしてしまってすみません。
小話、小ネタ、感想、いつも楽しんでます。お忙しいようですが、是非これからも続けて下さると幸いです(←これが一番言いたかったこと!w)
フザール 2011/06/08(Wed)01:36:00 編集
Re:
おお、なるほど!な御意見ありがとうございます。
フザール様のご感想はいつもあちらの掲示板で楽しみに拝読しています。
……というか、コチラを御存知だった事にひそかにびっくりでしたが。

そういえば、金髪くんは民主主義などどうでもいい……というか、多分甘党閣下の目指す帝国のあり方など、多分欠片も理解できないだろうお育ちでしたね。
赤毛君のことを親友だという割には、自分のことを「様」と呼ばせて何の疑問も持っていないあたりがお貴族様だよな、と密かに思っていましたが。
既にして其処から誰かと対等の関係である、ということがたぶん本当の意味で理解できていない……んだろうなぁ……。
どこぞの紅茶好きな提督に言わせれば、帝国と言う政治体制から脱却できないのが金髪クンの限界だ、と言うヤツでしたっけ。
きっとルドルフ的な帝国教育では、帝国以前の銀河連邦時代の事はけちょんけちょんに貶されているんだろうな、とは簡単に想像できますしね。そもそも歴史育ってどうなっているんでしょうねぇ……謎だ。
この世界の金髪くんにはもうちょっと大人になって新しい世界を見て欲しいな、と願っているのですけどね。世界はお姉さんと赤毛君だけじゃなく、こんなにも楽しい物なんだよ、と分かってほしいというか。
どこぞの魔砲少女じゃないですが「名前をよんで」から始めるお友達関係を作れれば、ちょっとは変われるかもなのに、今の彼の立場が易々とそれを許しませんものね。
本当に、人生とはこんなはずじゃない事ばっかりです。

まだまだ甘党閣下とその周りの人々への愛と萌えは衰えてないので、これからもひっそりちまちまと書いていくと思います。
お暇なときにはまた笑いに来てくだされば幸いです。
ありがとうございました。
【2011/06/10 00:59 つくも】
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