おきたおきた！閣下がおきたーっ！

ああ『本編終了のお知らせ』にならなくて良かった……っ(涙)
もしここで終わってたら、傷心のあまり無駄に装丁に凝った箱入り上製箔押しエーリッヒ総受け本とかイベントで無料配布してしまったかもしれないのに！(８割くらいは冗談です・笑)……そういう意味では、命拾いしましたね、甘党閣下ｗ

何はともあれ、御生還おめでとうございます！
陛下もご無事だし、リヒテン爺ちゃんも大活躍だったし。
これで、閣下の意識が無事に戻ったなら、妖怪爺ちゃんズもがっつり攻勢を仕掛けないと！ですよね。
ヴァレリーが傍に付いてて良かったなぁ……もしもどっかのお嬢様だったらどうしようかと思いました。まだ調教前だそうですしねｗ
とはいえ、ヴァレリーの目が真っ赤ってことはろくに休んでないな？
意識のない三日間、ずっと傍にいたとみた。夜には泣く事もあったのでしょうか。ええ、其処をリューネさんが慰めて……なんて展開もちょっと考えて、ムフフなんて思いましたが。
もちろん副官として仕事の調整とかあれこれあったんでしょうけども、基本は病院に詰めてたかな？
甘党閣下の養生先はひょっとして宮廷か？とも思ってたので、普通に軍病院で意外と言うか。警備はどうなってるんだろう、とか。
憲兵隊と装甲擲弾兵の合同かな～。ウチが甘党閣下を守るんだ！とか主導権争いしてなきゃいいですが……まあ大人だし、大丈夫か？
ん？つーことは、リューネさんとキスリングのご対面……うわ、火花が散りそう。お前らの警備がザルなせいで！とかなんとかｗ

バイタルはきちんと別室でモニターされてて、目が覚めたときの変化で女医さんが駆けつけたんでしょうねぇ。ずっとモニターに張り付いて仕事してたであろう可愛い女医さんに乾杯ｗ疲れを見せない笑顔はすばらしい。
でもＶＩＰの担当医になるにはちょい若い？……そのぶん優秀なんだな、きっと。現場レベルの最高責任者かな。決して見た目が年齢を裏切ってる妖精さんとかじゃないはずだ。医術が其処まで進歩しているなんて事は……ないよね？
どこかの提督は可愛い看護婦さんとにゃンにゃンになるけど、甘党閣下の場合は可愛い女医さんと……ならないな、きっと(笑)でもちょっとマザコンっぽい甘党閣下だから、懐きはしそう。
きっと「まだ動いちゃ駄目ですよ」とか言われて素直な良い子は「はい」ってその場だけは頷くけど、やっぱり無理をして叱られると良いんだ。
叱られるのもちょっと嬉しいとか思ってそうだもん、甘党閣下。←偏見。

……うーん、ラブロマンスが芽生える余地があんまりないなあ。
お見舞いに来た誰かと看護婦さんが～ならあるのかもだけど、提督の皆さん今は作戦行動に入ってますもんねぇ。来たくてもこれないだろうし。
ビッテン辺りが荒れてそうだｗ
代わりに爺ズが見舞いにくるかもしれませんけどね。陛下は……新無憂宮から出かけられない代わりにお見舞い物攻撃と見た！
滋養の付く食べ物から、目を楽しませる薔薇、はては冬の冷気は怪我に触るからと何処かの毛皮のコートの下賜とかねｗ
またしても皇孫説が再浮上。絶対陛下は否定しないと思うし。そして、無駄に予算を使うな！と甘党閣下に叱られれば良いんですよ、陛下はｗ
そして、心配をかけたお詫びに、と持参した甘党閣下手製のケーキでも食して欲しいところです。まあ、そんな時間はしばらくなさそうですけどね。

キスリングが３０分で来たのは充分早いと思うけど、それでももう少し早く来いとか思うほどにヴァレリーの説教は大変でしたか。というか、あの説教の内容は甘党閣下の生活が駄目駄目だってことじゃないかｗ
……まだ下士官だった頃なら自分である程度調整できるけど、今の地位じゃ激務過ぎてそんなこと言ってられないぜ☆だったんでしょうね。
これから先、ヴァレリーの副官としての仕事は体調管理が最優先事項になりそう(笑)食事の栄養管理とか、睡眠・休憩の確保とか。
そのために、周りの人間に仕事をガンガンおし……割り振っていく超絶有能副官の誕生ですね。
はては栄養士・調理師の勉強まで始めたら、ヴァレリーってばどんなお母さんになるのやら。むしろ良い奥さんだろうけど、こんなでっかい子供がいるんじゃ、婚期はまだまだだねぇ。
甘党閣下が「ママァ～」と呼んだ所で「ママの言う事聞けない悪い子は誰？！」とか逆襲されそうな気もするなｗ
てーか「Yes! Ma'am!」とかは普通に言いそうだけど……帝国じゃ上位の女性士官に何て答えるんだろ。特に何もないのかな？うむ、わからんｗ

ヴァレリーも一歩(どっち向きかは分からないけど)成長しそうですが、キスリングも今回の事で一皮剥けるかなー。どうにもケスラーに比べれば、まだまだ政治の後ろ暗いところなんかには疎かったっぽいですが、それじゃ親友の命を脅かしてしまうと実感したでしょうし。
手をぎゅっと握るだけで、許して許されて、感謝すら多分伝わっただろう描写にほろりと来ました。上手いな、作者様……ぐすん。
甘党閣下が目覚めるまでは後悔と自責の念でいっぱいだったでしょうが、もう大丈夫だとわかったからには、徹底的に犯人を追い詰めるために集中できるでしょうしね。悪だくみ士官学校組では苦労人で普通人の印象でしたけど、何だかんだ言ったって、朱に交われば……なキスリング君だと思うし。
キスリング君のスーパーふるもっこタイムを期待しておきます(笑）

そして、獣覚醒どころか、超魔王モード覚醒な甘党閣下が暗黒面に落ち過ぎませんように。ココアが無調整のカカオマスになってるですよ……。
病院での暇つぶしにアレコレ計画を練るだけなら良いけども。そのくらいしか楽しみはなさそうですもんね。愛している書類仕事もしばらくはヴァレリーに止められちゃうだろうし。
今までにも命の危険とかには晒されてきたけど、報復に暗殺という手段だけは使わなかった甘党閣下が好きです。
さっさと義眼とか排除して置けば……とか本人だって思ってるだろうけど、それでも。何かに理不尽に命を奪われる、そして奪う側に回る……その事だけは自身が許して踏み越えてはならない一線だと思ってて欲しい。
まあ、命獲らなきゃ何しても良いのか？と言われればそれまでですがｗ
でも社会的に抹殺されるのは、ある意味隙を見せすぎた相手側の自業自得な部分もありますしね。そっちは徹底的にどんだけエゲツナクやろうともオッケーだ！(笑)

でも処断するときには深く昏い悦びがあろうとも、終わってしまえばきっと１人で落ち込みそう。
……かといって、処断されそうになった金髪クンが同盟に逃亡って言うのもなァ。姉も赤毛も義眼も失った金髪クンが人間的に成長するには良いだろうけども。
ヤン＆金髪とかチョー嫌な相手を敵に回すなんて甘党閣下がもっと落ち込む展開も…………あれ、それはそれで楽しそう。
まだまだ甘党閣下の苦難の道は続いて欲しいですもんね！(笑)



…………私はどエスじゃないですよ？