久しぶりの金髪君。
…………周りがあれこれ気に病んでいるというのに、なんだか本人は暢気な気がします。何だろう、この温度差ｗ

両元帥は女に詳しいようだ、ってそりゃあ金髪君よりはね！と突っ込みたかったのは私だけじゃないはずだ(笑)。
ま、それを言うなら甘党閣下はどうなるの？という気もしますが。最近はともかく、以前の佐伯君のときには彼女も居たわけですしね。
いきなりご婦人方を皇帝陛下の下に返すという話を聞いて、甘党閣下は動じた様を見せてないですけど、実際のところどうだったんでしょう。
名目はともかく、受け入れることを決めたのは、皇帝陛下の孤独を少しでも癒すという意味合いが含まれていたのか。彼女達が貴族陣営の旗頭となるならば、その人生は過酷で惨めなものになると思って、手を差し伸べるを善しとしたのか。
ううん……個人的趣味で陛下の為に、に一票。
でもそうして温情を見せたあとで「でもお前達の苦肉の策なんてチャンチャラ可笑しいぜhahahaha！」とばかりに貴族の借金体質を突いてくるんだから、相変わらずエゲツナイ！(褒め言葉)
甘党閣下にとっては、貴族達の金に絡んだ欲深さというのは、本当に唾棄すべき部分であろうと思うので。冷笑どころか思いっ切り蔑みと嘲笑の視線でもって、相対しても可笑しくなかろうなーと。
でも、金髪君てば仲たがいさせる事に意味はない、とかいってるけどそりゃ君だけだってば～～(苦笑)
なんだか相変わらず金髪君は自身のおかれている状況を良くわかっていないのですね。成長してない！
自分と赤毛が敵対したら、とまでは考えてもそのときどうするかの覚悟はまだまるでない。そんなことはありえない、と思ってるのもいいんですけど……でもまあ、アンネローゼと赤毛とどっちをとるかという究極の選択になったらどうするのかな、とは思います。
フェルナーと甘党閣下と言う友人同士の姿を見て、ちょっとでも自分と赤毛くんの関係を振り返れよーーーっ！などと言っても始まりませんね。
甘える金髪くんと甘えさせる赤毛くん、と言う互いに依存している部分は、荒療治をしなければどうにもならないモンなんでしょう。

フェルナーはこの場ではあっさりと負けを認めてますけど、本音のところではまだまだこれからさ、俺とエーリッヒの対決は……とか思ってますかね？
あんまり今回は無理ゲーだったんだから、他のところでその対抗心を発揮してもらいたいものです。あんまり敵対フラグは読者の心臓に良くないですよ。甘党閣下がああああああ！！！と泣きたくなっちゃいますからね！
甘党閣下としては「負けか？何て聞かなくても最初からわかってただろうが！ブラウン爺ちゃんはともかく、他の馬鹿な門閥貴族という足枷が在る状態で、本当 に対等な勝負だとでも思ってるのか？！それでもこの無理ゲーの勝敗で、未だ勝ちを獲ろうと意固地になるなんて、馬鹿なことはさせないぞ！いい加減にしやが れコンチクショウ！面倒ごとを増やすな！！」とか思ってて怒ったような慰めになったのかどうなのか(笑)。
でもまあ、悪巧み組がまた戻ってくれると甘党閣下のためにも嬉しいなーと思うのです。うふふふふふ。

そして困ったときの甘党閣下頼み。
あれだけ潰す為に動いていたブラウン・リッテンハイムを何とか助けられんか？とかいきなり黒白の盤面を逆転させて勝てるように指せ、といわれるようなもんですよね。
………眉を寄せた内心はドンだけ悪口雑言が飛んでいたことでしょう(笑)
「また俺に押し付ける気か、まったくとんだ貧乏くじばかり引かされて」何て腐ってるであろう甘党閣下がいとおしいです。
そんなの、頼っても大丈夫と思われるほど実績を積んじゃって、有能なのを隠さない甘党閣下がいけないんですよ。
しかも、リヒテン爺ちゃんたら「陛下もお苦しみになるに違いない」なんて甘党閣下のファザコンと言うかジジコン気味なところを突きやがってｗこの策士め。
でもまあ、我らがブラウン爺ちゃんが生き残る道ができるなら、こちらとしても大喜びですが。
あとは甘党閣下の憂鬱が実現しないことを祈るばかりです。


ううむ、小話を乗せたかったのに、上手く纏まらない～～～…。