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某所連載中の二次小説に対する、腐女子な愛を叫ぶ場所
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無駄に長い士官学校編。
モエ語りよりも考察めいた気がする……だってステキ爺様がいないんだもん(笑)。
テンション低くだらだら逝きます。


さて、では薔薇の温室……じゃない、精気溢れる男の園…………じゃなくて、若いおっとこっの子vの血と汗と涙で賄われる士官学校編ですねw
其処に入った甘党閣下、まだ閣下じゃないから甘党クンかな。
外見も未だ幼く甘い容貌の、ちょっと病弱な年下。でも成績優秀。
引かれそう、めっちゃ引かれそう!(笑)
触ったら壊れちゃうよ、どうしようこの小動物!!みたいな。最初は思いっきり遠巻きにされてそうです。
甘党クンは「やっぱりこの年で入ると、違和感があるか……」ぐらいにしか考えて無さそうですけどね。
中の人は+25歳なので、このときで37歳?周りにいるオコチャマ達がなんかオロオロソワソワしてても、自分が子供に見える、ということに余り思い至らないような……知ってはいても、実感していないというか、其処に視点を据えられないというか。オトコノコとしては屈辱だろうしね!(笑)
でも基本的に図書室に居座っているようなので、1人きりにならないようには努めていたのかな。ほら、危険がいっぱいだから……1人部屋にされたことで、例え禁止されていたとしてもそういう青い春の暴走があるということは理解してただろうし(笑)

そして、甘党クンの生き残り計画の発動ですね。
決して復讐のために軍人になろうと思ったわけでは無い、と私は解釈しています。
あんな風に両親を殺されて復讐を誓っておきながら、と言うのはあるかもですが……実際、その為だけに生きていくって大変だと思うのです。怒ったり、憎んだりって凄くパワーを使うことですしね。それを持続させるのは人には難しい。
もちろん、怒りも嫌悪もあるでしょう。胸の奥底に熾火のように潜む憎しみも。
でもこの精神年齢で、すでに理性とか自制とかがちゃんと育っちゃってる人に、怒りと憎しみだけに狂えって……?その方が、人物設定としては不自然だろう、と。
しかも根は元日本人な小市民。
平和と平穏を愛するでしょうし、それが大切だって事も知ってる。
そんな中でおそらく初めて目の当たりにした、明らかな「暴力」と「悪意」の痕跡。
単純に怖いだろうと思うんです。痛いのも苦しいのも。
ましてや、それが自分にも向けられる可能性が有るとなったら、対抗できる手段を一つも持たない身なら、まずは逃げることを考えたって、なんらおかしくは無い。
どんなに憎くても、恐怖を感じることも事実。
どちらにも心は揺れて、惑って、悩んで。
それで人としては普通で、甘党閣下の立ち居地がぶれてしまう様に見えるのも、至極当然のことだと思うのですが……まあ、そうじゃないのを求める人は多いよなぁ……小説だから、自分達には出来ないことをしてのける、それが良い、というのも解りますけれど。
両親の無念を晴らす、のは相手を殺すということでは無いような。
あの両親(勝手な妄想込みのイメージですけど)の最後の思い、というのは決して苦しむことを強いるようなものではないと思うのですけどね。

ついでに、ラインハルトはどーなんだ、というと……アレは子供だから。だからこそ思い定めれたんだろう、と。
『世界(アンネローゼ)を取られたから、世界を取り返す』
それを刷り込まれちゃったんだな~と。姉以外の世界を、周りを見る余裕とかがあるならば、父親のこともあんなに憎めなかっただろうと思うのです。大人の世界の事情をわかれ、というのは10歳の子供には無理ってモンですよね。
それだけに集中して邁進できるのは……できたからこそ天才かな、とも。
かなりどーでも良い妄想なんですけど、ミューゼル家の子供たちというのは近所でも評判の美形だったろうし、その話が伝わって姉の後宮入りというのが決まったわけで。……女を差し出して、皇帝の歓心を得ようと思った貴族が手を引いていたんでしょうが(その貴族の記述は無かった、と思うんですけどそういうことだよね?見落としたかしら。ラインハルトの標的第一号になりそうなモンですけどね)、じゃあラインハルトには何も無かったのか?と。
そういう趣味の貴族から売り渡せ、とか言う話が有ってもおかしくは無いような。だとすれば、最後の一線は必死で守っていた父親なのかな……でも、自身の弱さに絶望し、苦しんでいて酒におぼれた、と思うと私のおじ様センサーがきゅんvとします(笑)脳内は道原版の絵でお願いします。

話がそれすぎました。
士官学校の戦略科というエリートコースを出ても、6年で中佐が良いトコ、という設定。
最初は少尉任官だから、平民出なら1~2年で1つ進めばかなり運が良い、って解釈でいいのかな。
幼年学校だと准尉任官なんですよね。あんまり差が無いのもおかしいので、ひょっとすると日本の警察におけるキャリアとノンキャリアみたいに、昇進に関しては規定とか速度が違うのかな~。金髪は皇帝のお声掛りで少尉任官したから、周りはそれに配慮して昇進に関しても士官学校出と同じように勝手に扱ったのか。
でも原作によると、幼年学校は貴族や上流階級のお坊ちゃま達ばかりだ、という話。そのまま士官学校に進むのが定石ならこれでも良いかも知れないけど、軍務に付くとなるとその規定じゃ貴族の不満はどうなるのかなぁ?……ま、戦場に出したがる親は居ないだろうから、むしろさっさと任官しちゃった金髪クン達の方がおかしい、ということでファイナルアンサーかしら。

おっと、うっかりまた話がそれてた。
7話でいきなりフェルナー。そりゃ、平穏を愛する甘党クンとしてはとっさに避けたい相手だろうな(笑)
あんまりお好みじゃないらしいオーベル君繋がりも原作知識持ちとしては見えるしね。将来的にうっかり知り合うなんて嫌だったろうし。
ピンポイントで甘党クンの逆鱗に触れる手腕も見事なものです(笑)
というか、暗殺の噂って。でもまあ……死なれちゃ困るだろうから、本人か周囲の親しい人を脅して隠し財産のありかを吐かせて奪う、ってのなら普通に有りそうかな。その後死んじゃうということもアリ。その位の状況判断は甘党クンなら普通にしてそう。
余計な面倒ごとを引き寄せる、と分かっていてもリメス男爵…御祖父ちゃんからの最後の最大限の好意を無碍に出来ない辺り、ほんっとおじいちゃんに弱いな!かわいいぞ(笑)
士官学校ならある程度部外者は排除できるし、逃げ込む場所としては限られた選択肢の中で最善の手でしょうね。資格も取れるし?
むしろ、その話を何処から聞いたフェルナー!ある大貴族に仕えている知り合いって誰だ?大貴族ってブラウン爺ちゃんか?!その引きで、将来そっちに行くことになったのか?何だその設定!!!と呻いた一文。
原作読み返さなきゃと心底思った。そしてざっと読み返した限りではとりあえず見当たらなかった……OVA版で何かあるのかしら、と思う私は未視聴です。だってキャラデザが駄目で見れなかったんだもん。すでに同人モエ絵でイメージが確立してたんだもん!(涙)
確か制作決定したとき、賛否両論だったような記憶があります……天空戦記シュ●トはまだ良くても、あんまりリアルさを追求されるのは花も恥らうオトメにはきつかったんだ……花も嫌がるだろうほど腐りきってたから(笑)。
そんなわけで、脳内映像はほぼ道原版で再生されてます。
ちなみに甘党閣下の外見イメージは特捜●法官S-A(笑)。漫画Jokerよりも小説挿絵の方かな。ちょっと幼い感じで。


また話がそれてた……。
えー、そんなアレヤコレヤな危険性をかんがみると、貴族たちが力を失うまではあんまり親しい相手は積極的に作ろうとしないだろうな、と思うのです(任官後は浅く広くっぽいですけどね。でも目的は円滑な仕事のために、かも知れない)。
士官学校の孤高の花…おおう、絶対不可侵のお姫様か(笑)
三人組は多分なんだかんだと付き纏って、見事にお友達の座をゲットしたようですが。好青年ミュラーにはさすがに絆されたか。こいつらなら潰されるようなことは原作からいって無いだろう、と思ったか。
フェルナー辺りは貞操を守るための防壁になる代わり、少しは報酬があってもいいんじゃね?と写真を売りさばくというのは普通にアリですよねー(笑)そこはギブアンドテイクで甘党クンも黙認してたか?でも自分の写真がオカズ……うん、やっぱりお仕置きコースDEATHね。
「怒らせると怖い」の評価はこの辺りからもか?(笑)
結局、ミュラーとのシミュレーション戦績はどうだったんだろう。
そのへんは作者様がそのうち書いてくれる、と信じてます……。
資格取りまくりな甘党クンでも、その位の時間はあるだろう。
というか、意外と気が向いたときには一緒に悪巧みしてそうですしね。自分に被害が及ばないようにきっちり計算はしてるだろうし。生贄はフェルナーかキスリングで(笑)。
このへんも作者様は書いてくれないものか……げふん。
最大の資格、帝国文官試験って国家公務員一種と司法試験を合わせたようなもん?と思えばいいのかな。そりゃあ狭き門だ!
外伝のおねえさまたちの狂乱振りも分かろうというもの。
そして、華麗なる(多分に不本意な)軍歴が始まるのですねー。

何だか無駄な語りが多かったですが、今回はこの辺で。
………爺がいないとテンション低いなー……(苦笑)


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長文です、ごめんなさい(汗)
はじめまして!
素敵な萌語りに惹かれますvvダイジェスト感想も楽しみにしています。
が、しかし、ひとつだけ反論が。
~9話までに、素敵爺サマが出てない!とお嘆きのようですが……ナイスミドルはきっちり登場しています!士官学校校長・ノイラート中将閣下です!
周囲からの雑音を防ぐそれなりの処世術(貴族の親ってモンスターペアレントだらけですよ)と、それなりの家柄(軍閥の名門出身と推測)と、それなりの実績(指揮官ではなく参謀・軍官僚だろうと妄想)を積み重ねてきた、お・じ・さ・ま です!
日本人らしく義理がたい甘党閣下のこと。
恩師に年賀状(あの世界だとニューイヤーズカード?)はかかさず送っているのではないでしょうか?
既成のカードに定型文句(あけまして~以下略みたいな)を手書きで……兵站統括第3課に勤務していたときは同僚(女子下士官)全員にカードが送られていそう。あ、でも住所を聞けず新年最初の勤務日に手渡し、もしくは、自分宛のカードに返事(先に届くのは送った人・出すんだった~~~とくやしがっていたら、直接本人から渡されてウマーとか)。
妄想ついでに、甘党閣下が487年(第78話・第3次ティアマト会戦の一件で謹慎中)に出したニューイヤーズカード(手渡しあり)。

ハインツ夫妻(父の共同経営者)-郵送
ノイラート中将(士官学校校長・ひょっとしたら退役してるかも)-郵送
兵站統括部第3局(女性下士官全員)-住所を知っている人は郵送・知らない人は勤務明けに手渡し
ミュラー/キスリングー手渡し(毎日来てるから)
フェルナー郵送(無記名・筆跡でわかるはず)
ヴァレリー・リン・フィッツシモンズー手渡し(毎日来てるから)
ケスラー/ロイエンタール/ミッターマイヤー/クレメンツ/ケンプ/アイゼンナッハ/ワーレン/ビッテンフェルト/ファーレンハイト/レンネンカンプ/ルッツ/メックリンガー 手渡し(毎日来てるから)
ユーフェミア
ー悩んだ挙句郵送(というか書いてあったけど出すか迷っていたのをヴァレリーが郵便局に持って行った・みんなでニヨニヨしながらヴァレリーに託した)

これ以外に去年のニューイヤーズカードのリストに従って事務作業

全部合わせると4桁(千枚単位)は余裕。
しかし487年にやって来たカードの枚数は……(600万の兵と家族から~とあったので)。
たぶん間違いなく7桁(百万単位)。部屋ひとつカードで埋まる。
そしてやってきた中将達(特にミラー・キスリングは確実に)に、整頓&488年向けのリスト作成を手伝わせる。労働の対価は甘党閣下特製ディナー&ケーキで。

………年賀状印刷しながら読んでたからこんな妄想になってしまいました。
では。

ひゅーげる 2010/11/23(Tue)18:59:15 編集
Re:長文でかえします!(笑)
こちらこそ、はじめまして!
いつもあちらでの感想をうきうきしながら拝見しています。
そしてさすがの鋭いご指摘!
ノイラート校長……ッ!!!目ウロコですッ!
おっしゃる通りですね。こんな美味しい方を見過ごすとは、ジジイスキーの名前は返上しなければ(涙)。

でも、み・な・ぎ・って・きましたーっ♪
きっと戦場では目立たない、けれどきっちり要所は押さえる燻し銀な後方担当軍人。家柄はよく、けれど鷹揚に育ったからか面倒ごとをつい引き受けてしまう人柄ゆえに、苦労していたり。その謹厳実直な仕事ぶりと勤務年数から、退官までの数年間を名誉職ともいえる士官学校校長を押し付けられる、という訳ですね!
でものんびりする筈が、親からの無理無茶な要求を通したらまともな軍人はいなくなる、と最後の最後まで胃の痛い羽目に陥った、と。しかもなんだかんだと問題児の多い世代(ロイエンタールやビッテン辺りからフェルナー達まで・笑)。
ああ、なんて可哀想。でもそれが良い!(笑)
なんだかんだと頼りにしてたっぽいクレメンツさんも彼の元部下だったりして。校長退官と同時に艦隊復帰、その後辺境に送られた……とか?
シュターデンのことも考えると、教官人事ってどうなっているんでしょうね。ううむ。
それはともかく、甘党閣下も何かと要らん世話を焼かれても、気に掛けてくれてる事も確かだった校長にはカードを送りそうですね。色々な圧力があったにもかかわらず、最終的には甘党閣下の意思を尊重して兵站に配属させたわけですし。
教え子達や昔の部下からのカードを大切に取っておいて、時折嬉しそうに眺めていそう。もう差出人が居なくなったカードはそっとしまっておくとかだと切ない。
甘党閣下からのカードは近所のおじいちゃん達に自慢してそうですよね、格別優秀なわしの生徒だった、とか(笑)

甘党閣下のカード発送リストも爆笑しました。
元日本人としては送らないという発想ができない、けれど余りにも多くなりすぎて悲鳴しか出ない!部屋も埋まるからヴァレリーも激怒(笑)
……そこで、兵站統括部第3局の女性下士官有志によるお手伝いを緊急招集とかどうでしょう。
「勤務外に面倒を掛けるわけには……」と躊躇する甘党閣下に「もはや人海戦術しかありません。褒賞は閣下の手作りケーキです。一週間日替わりで作っていただきます」とか。個人的に面識のある方達以外はそうやって対応しないと終わったときには来年になってますよ、と。
中将達よりは入力作業も早いでしょう、きっと手馴れてるし。
キスリングやミュラーには、兵站部までカードの入ったダンボールの荷物運搬というお仕事が。ここに来るほど暇なら手伝え、と甘党閣下に使いっ走りにされそう。きっと女性下士官達も、一粒で何度も美味しいと大喜び(笑)
はて、これだとカードを書くのとケーキを作るの、どっちが時間をとられるかしら?(笑)

は、私も年賀状をそろそろ準備しなくては……その前に、冬に向けた原稿が待ってますが(笑)
コレが終わらないと正月の準備に掛かれません。

素敵で美味しい妄想ありがとうございました。多謝です。
またお暇なときにでも覗いていってくださいませ~。
【2010/11/23 20:51 つくも】
無題
何度もお邪魔しても申し訳ないです……こう、表立って新たなる~を語れる人がいないからつい!←自重しろ
ウザかったら言って下さい。投稿回数減らすんで!←しないとは言わないのか

妄想話しその2のお返事ですが。
わはは、少なくとも私の脳内ではバッチ来いです!
世界観云々と私の望みは別もry

で……感想@士官学校編ですが。
>でも自分の写真がオカズ……
あっはっは、この一文読んで吹きました。
これについて色々書こうかと思ったのですが、表に出せないコメントに成り果てそうだったので自重しておきます←待て
更夜 2010/11/24(Wed)03:58:10 編集
Re:歓迎してますとも~。
いやもう、好き勝手に語ってるので自己満足といえばそうなんですが、1人で壁打ちはやっぱりちょっとさびしんぼなので、来ていただけるだけでありがたいです。
……本当はブログじゃなくて掲示板形式にすれば、もっと皆さんにも相互に語っていただけるのかな、と思ったりもしたんですが。自サイトにCGIを追加するのはさすがに躊躇しました。ヘタレですいません……何処かに有ればそっちにいくのに!(苦)
とりあえず、私の脳内にあるばっちこいvなアレヤコレヤな物はさすがにお見せできなくて申し訳ないです(笑)。いやまあ、其処は腐女子ですから、好みじゃなくてもネタの一環として考えてはみる、というもので……表には出しませんけど。
これ以上、作者様に顔向けが出来なくなるのは……非常に今更のような気がしますが、このラインでもぎりっぎり?とびくびくしているのですよー。一応。
そんなわけで、表に出せないコメントは拍手からでもお待ちしています~(笑)。1000文字限界みたいですけど。あ、でもコレだと私が返信できないのか……あいたたた。
【2010/11/24 12:37 つくも】
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